2010年02月07日
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ワンダーフェスティバル 2010[冬]に行ってきた……けどね

Written By: 川俣 晶連絡先

 ワンダーフェスティバル 2010[冬]に行ってきました。

ワンフェスにて

大ざっぱな感想 §

  • やはり幕張メッセは遠い。滞在可能時間は確実に減っている
  • 萌えは全てスルーだが、「泥棒行為を幇助する女王」という有り難くないイメージの初音ミクを取り上げたり、WSCも萌えキャラ化が進行しているのを見ると、ワンフェスの賞味期限も切れかかっているのかな、という気がする
  • ワンフェスを仕掛けている人たちの趣味はむしろカッパ造形コンテストであろう、と思うが、おそらくそれではもはやビジネスとして成立せず、これまで以上に萌えに良い顔をしないとダメなのだろうが、おそらく当日版権文化とは共存できない
  • カタログ冒頭の「お言葉」も、造形スピリッツを語るよりも「走る人がいて情けない」という無意味なルール増設への愚痴になっているあたり、もはや「イベントとしての方向性」にずれがあるのではないか
  • 過去にワンフェスは1回投げ出されて海洋堂が拾った経緯があるが、今度は海洋堂が投げ出すかもしれない。(もちろん、このまま進めば投げ出す方が自然の成り行きだろう)
  • ちょっと人が少なくスカスカな感じがあったのは、なぜだろう。会場が少し広いから余裕が生じた? 不況かだら?
  • でも、カッパ等、見たかったけど人がいてよく見えなかった場所もけっこうあったのも事実

 というわけで、実はこのまま私もワンフェスに行く価値があるか悩み始めているのも事実。完全な萌えイベントになってくれれば、あっさりと全て切り捨てて「行かない」という決断ができて便利ですけどね。それ以前に幕張は遠すぎ。

その他の感想 §

  • ライダーWとブレイドとWの主人公らしいコスプレの人の集団とすれ違ったが、良くできていた
  • SWEETは相変わらず企業ブースではなく一般ブースとして出ていた。他のディーラーの列の中間で、お誕生日席ですらないが、おじさんから元気に零戦52型丙とポスターをイラストを勧められたぞ
  • 出来の良いマットアロー2号の大きな作例を見て、ちょっと足を止めて見てしまった。子供の頃は、マットジャイロかアロー1号だったが、最近2号も良さも分かってきたぞ
  • ガレキや中古品を売っているあたりに行けば、やはり活気はある
  • あと、ふと足を止めてギャラクティカの作例に見とれたり
  • 途中で缶コーヒーでも、と思って自販機に寄ったが、なんとファンタオレンジを買って飲んでしまった

戦利品 §

  • SWEET 1/144 零戦52型丙 (新作はごじゅーにがたへいだよ、というので「へい、買います」と答えて買ってしまったぞ。零戦70周年パッケージだ)
  • 藤田幸久さんの大判イラスト3点 (一緒に購入。なんと2000円もしたけどまあいいか。それだけの価値はあったと思うぞ。何しろ、藤田幸久さんの猫入り零戦イラストだしね)
  • ハイパーウェポン二〇〇九 (なんと小林誠さん本人が目の前でサインしてくれたサイン本だぞ)

 ガレキ系に金を使っていませんが、今回はこれでもいいか。今回はイラスト・ワンフェスで、小林誠さんと藤田幸久さんに主に金を使ったよ、ということで。もともと、交通費にも金が掛かる幕張であるしワンフェスで使える金額も確実に減っているし。

 とりあえず、ハイパーウェポン二〇〇九はお宝ですね。私の書き込みのあるロマンアルバムと一緒に大切に保管しておきましょう。ただし、子供の私の書き込みで価値は半減、小林誠さんの表紙サインで価値は倍増と違っていますが。